新曲『私と重機の関係』完成！！
久々の更新。そして気付けば4月。
いろんな場所で桜もきれいに咲いてますね＾＾
3月は少し体調を崩してしまって曲のアップが遅れてしまったけど、昨日ようやく完成しました！
今月は2曲アップするので、まずその第一弾として『私と重機の関係』という曲をYouTubeにアップしました！！
『私と重機の関係』という楽曲について
遠い遠い記憶の中で
多摩川が繋いでくれたもの
いま あなたが残してくれた地図と
時空を辿る 小さな旅をする
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昨年3月に他界した祖父が、実際に残してくれた一枚の地図と、そしてその地図に描かれた場所を辿るたび、忘れていた記憶と自分の未来がリンクしていく出来事がありました。それは一言では言えないけど、また少しセンシティブでもあるから書ける内容は狭まってしまうけど、こう、なんというかすごく希望あふれるもので、同時にすごく自分の背中を押してくれる出来事でした。
祖父とはずっと一緒に暮らしていたから、思い出はほんと尽きぬほどたくさんある。だから先月ようやく一周忌を終えて、でもなんだかまだ居ないのが不思議なくらい。どうしても立ち止まってしまう時間も多かったけど、いつも何があっても前向きだった祖父を思うと、私も少しずつでも前に進んでいかなきゃって奮い立たせた瞬間も何度もあった。
だから一年経ったいま、どうしてもこの曲を残しておきたいと思って。ただ悲しいとか寂しいという気持ちじゃなくて、もっと未来に繋がるような希望を感じられるもの、そういうものを地図をはじめ、祖父は私に残してくれた気がするので、楽曲もまさにこれからに繋がるような、どこか明るい兆しを感じてもらえる作品にしたいと思い作りました。
楽曲のエトセトラ
まず今作は、ひとつの映像作品としても残したいと思っていたので、今まで自分で撮影してきた写真や動画を組み合わせて、ミニシネマのような感覚で制作しました。
映像に出てくる場所は、自分にとって所縁のある街並みが舞台となっています。祖父が残した地図にも多摩川を中心に色々と色や印が付けられていて、祖父にとっても所縁ある場所や景色がその地図に残っていました。
また私は物心ついた時から重機や工場、建設現場などがすごく好きで、それは今思えばずっと建設業の仕事をしていた祖父の影響を受けていたんだと気付いて。祖父は日本のあちこちで色んな建設に携わっていて、代々木第二体育館や横浜アリーナなど自分も知っている建物や、地図に残る仕事を生涯全うし続けたということに改めて尊敬すると共に、とても素敵な職業だなと思っています。
だから楽曲の中でも、どこか重機や建設現場で聞こえる音を散りばめたくて、ギターの音色やグリッチノイズでそれを表現してみました。
また余談だけど、生前祖父は本業の傍ら趣味として、横笛を何十年も作り続けていて。ちゃんと竹から作るので1本の笛が完成するまで時間もそれなりにかかるけど、そこはさすが職人という感じで、毎日毎日、晴れの日も雨の日も、風邪をひいていても寝込むことなく、その作業工程と笛の練習を欠かしたことがなかったです。笛に色を付けるときに塗る漆の香りが、廊下を通るたび香ってきたのがつい昨日のことのよう、、
そんな祖父が丹精込めて作った横笛の音色を、少しでいいからどうしてもこの曲に入れたくて、だから必死に練習しました（笑）。横笛ってほんと音を出すのも難しくて、すごく苦戦したけど、なんとか無事に録音できて良かった。
登場するのは一瞬だけど、この笛の音色が楽曲により華を添えてくれた気がするので、ぜひその部分も見つけて聴いてもらえると嬉しいです＾＾
そして天国の祖父にも、この作品がどうか届きますように…🌠
