11月の新曲『さよならシュレッダー』完成!!

早いもので今日で11月ラストですね!

10月もあっという間だったけど、11月は更に猛スピードで駆け抜けていった気がする。

さて、そんな師走も近づく今日、アラーライの新曲が完成しました!!!

2018年第2弾となる新曲は『さよならシュレッダー』。

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『さよならシュレッダー』という楽曲について

そろそろ、切りどき。

彼への想いも、伸ばした髪も。

断ち切る瞬間はいつだって

どこか鈍い痛みが走るんだ。

次の瞬間、また新しいワタシに変わる。

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今回の楽曲のテーマは「まだ残る切ない気持ちを糧に、強く前に進む女性」。

別れた恋人への気持ちや、叶わなかった想い、そういうものって消したくても、なかなか簡単には消えないですよね。

この曲の主人公は、そんな想いを胸に毎日のルーティーンワークを生きる一人の女性。

ある日会社で書類の整理をしながら、要らなくなった用紙をシュレッダーにかけていく。ザァーと音を立てながらバラバラに細断されてく紙を見て、自分のこのやり場のない気持ちもいっそシュレッダーで全部失くせたらいいのに、、そんな風に彼女は思う。

それでも、前に進みたい、でも忘れられない、けどこのままじゃいけない、だからそろそろ自分の気持ちにも整理をつけなくちゃ。

そして彼女は、ついに彼への想いにケジメをつけて、前に進むことを決意するのです・・

 

やっぱり想いを断ち切る瞬間って、なんとも言えない、切ないだけじゃない、どこかズシンと深いところに響くような鈍い痛みが走るような気がしていて。その人への想いが大きければ大きいほど、その分だけその痛みは深いというか。

でも、それでもこの場所にはもういれない、だから前に進まなくちゃ、とそう決意した女性の心情をこの曲では描いてみました。

断ち切る瞬間にともなう痛みと引き換えに、新たな道を歩むとき、心の奥にある強さとそれを包むしなやかさが、きっとその女性にはあるんだと思います。

そんな風な女性に自分もなりたいという思いも込めて、この作品を作りました。

楽曲のワンポイント

この曲はちょうど3年前のある日、サビの「シュレッダーで全部サイダンして バラバラになった今日」というメロディと歌詞がふと降りてきて。

とっさにiPhoneのボイスメモに吹き込んだという、そんな始まりで。

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(↑これがそのとき吹き込んだもの(笑) ちゃんとまだ残っていた!)

 

しかも日付も近い!というか昨日だったらぴったり3年だったのか惜しい(笑)

そんなこともあり、遡ると約3年前に曲は出来始めていたんだけど、当時の自分はまだこのフレーズや世界観を楽曲として表現することに抵抗もあって。だけど、なんかこのメロディと歌詞が離れなくて、そして口ずさむたび自分でも気づいたら気に入ってきて、だからもう少し先になったらちゃんとこの曲を完成させようって思って寝かしていたんです。

そして3年後の今日、iPhoneのボイスメモから飛び出して、こうして発信できる楽曲として完成したわけです。

 

そして今回は、楽曲のアレンジを友達であるキーボディストのよっちゃんこと、村上嘉基氏にお願いして、グッとお洒落なサウンドに仕上げてもらいました!

今回シンセや鍵盤も弾いてくれたんだけど、それこそ自分がまだアラーライを始めたくらいに、よっちゃんと出会い、彼の作る曲や鍵盤がいいなと思っていて、いつかはアラーライでも1曲弾いてほしいなってずっと思っていたから、だから今回それが叶ったのですごく嬉しい。

お洒落なサウンドが揺らめく中、それは自由にギターやグリッチノイズを散りばめさせてもらいました。後半に向けて徐々に唸るようなギターは、断ち切ると決めても葛藤する心情だったり、同時に沸き起こる強さだったり、そういうのを表したくて図太い音を入れました。あとはシュレッダーの音を連想して、ギターでノイズっぽいものを所々に。

とにかく曲を仕上げていく過程は楽しかったし、途中音の乗せ方に悩んだりもしたけど、アラーライらしさを残しつつ、かつ新しいイメージを色々曲の中に取り込んでくれたなぁと勉強にもなりました。改めて、よっちゃんどうもありがとう!!

映像について

そして今回、映像もずっとやってみたかった、髪をカットするシーンを作品にすべく、いつもお世話になっているスタイリストの砂田さんにお願いして、一緒に今回の作品を作っていただきました!そして、前回につづきカメラマンはiPhoneで撮影し、編集もあれやこれや自分で挑戦してみました。

今回の『さよならシュレッダー』は、シュレッダーの"細断"と、想いを断ち切るという"裁断"を掛けていて、それを映像の中では"髪を切る"ことで表現したくて。またこの髪を切ることで、新しい自分になれる、また前に進んでいける、そんなメッセージをそっと忍ばせてみました。

自分自身、髪型はかれこれずっとショートやボブが多かったんですが、この撮影のために実は去年くらいからずっと伸ばしていて。だからカットするときは普段だったらあまり意識しないけど、今回は珍しく長かったから、ちょっとカットする前日鏡の前で「今日でこの長さも見納めかぁ、、」なんてちょっとセンチな気持ちでした(笑)

でもやっぱりショートにした今、「おかえり、いつもの自分!」っていう感じで、やっぱりショート好きだなって思います。

スタイリストの砂田さんとはもう約15年くらいの付き合いで、自分の髪やどんなスタイルが合うかも全部分かってくれているので安心かつ、普段とはまた違った空間でのカットになんだか不思議な気持ちでした。

そして、何より撮影がすごく楽しかった。限られた時間の中だったけど、バシッと髪型も素敵に仕上げてくれて、やっぱりすごいなぁと思いました。本当に改めてありがとうございました!!

余談ですが

かくいう自分も実は元美容師で。免許は持っているけどスタイリストまではいけずに辞めてしまいましたが。元々、自分の家族が理美容と建設業一家であり、父は今も自分のお店を経営していたりします。 

自分は結局その道を極めることはできなかったけど、幼い頃から見てきた髪を切る、そしてその人のヘアスタイルを作るということが、実は髪だけじゃない、その人のライフスタイルや人生の一部を一緒に作り上げていくような、そんな素晴らしい職業なんだっていうことに最近気付きました。

だから、自分はそれを音楽を通して表現したいと思い、今回この「さよならシュレッダー」で髪をカットするというシーンを取り入れてみました。

昔からよく"失恋すると髪を切る"とも言うし(笑)、仮にそうでなくてもやっぱり髪を切る、髪型を変えることって自分も知らない新しい発見もあると思うから、だからやっぱり理美容の世界はなくてはならない存在なんだぁと感じるこの頃です。

 

またまた長くなっちゃったけど、そんな色んな想いを込めた『さよならシュレッダー』ぜひ、聴いて、観てください!!

よろしくお願いします✨